大人の神経発達障害.jp心の地図の歩き方

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大事なことが抜けてしまう

監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)

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大事なことが抜けてしまう

監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)

高橋さんは、あるメーカーの企画営業部に所属しています。次年度の営業プランの検討会議が行われ、高橋さんは資料をまとめる担当になりました。

登場人物

  • 高橋さん

    入社2年目。
    企画営業部に異動したばかり。
    ADHDとASDの診断あり

  • リーダー 佐々木さん

    企画営業部を率いるリーダー

  • 企画営業部のメンバー

高橋さんは資料を作成して、リーダーの佐々木さんに提出しました。

過去3年分の製品別データの集計結果を確認することになっていましたが、提出された資料には入っていませんでした。

  • リーダー 佐々木さん

    この部分は、過去3年分のデータを集計することになっていましたね。

    会議で話し合ったと思いますが…

  • 高橋さん

    申し訳ありません。

    私の理解が悪かったです。

    やり直します。

シーン1あなたとわたし、視点の違い

佐々木さんの見かた

高橋さんは、ずっとメモを取っていたから理解していたと思うけど…

大事なところが抜けてしまって、やり直しになることが多いかな?

大事なところが抜けてしまって、やり直しになることが多いかな?

高橋さんの見かた

会議のメモを読み返しながら作ったけど、内容が多くて、実際、資料はどう作ったらいいか分からないところばかりだった。

僕は、いつも時間がかかって失敗ばかりで、仕事がうまくできていないなあ。

僕は、いつも時間がかかって失敗ばかりで、仕事がうまくできていないなあ。

シーン1まとめ

リーダーの佐々木さんは、会議の内容を理解しているはずの高橋さんが、なぜミスをしてしまうのか、疑問に思っています。

一方、高橋さんは確かにメモは取っていましたが、情報が多すぎて混乱しており、うまく仕事を進められていない自分に悩んでいます。

シーン2あなたとわたしで話し合う

気になった佐々木さんは、お互いの考え方を確認するために、高橋さんと話し合ってみました。

  • リーダー 佐々木さん

    今回の資料作成について、会議の場でわりと丁寧な説明があったと思います。

    高橋さんがきっちりメモを取っていたので、資料も問題なく作れるだろうと思っていました。

    難しいところがありましたか。

  • 高橋さん

    私は、大事な情報が抜けてしまう時があるので、とにかく必死にメモを取って、見ながら作業をするようにしています。

    今回のように、たくさん話が出ると、メモの量が多くなって、実際何をどうしたらいいか分からなくて、混乱してしまう時があります。

  • リーダー 佐々木さん

    そうでしたか。高橋さんが、理解できていない点があるかを確認しませんでしたね。

    今後は、作業に入る前に、ポイントを一緒に確認するタイミングを作りましょうか。

  • 高橋さん

    大事な点を確認できるのでありがたいです。

  • リーダー 佐々木さん

    メモは、紙に書く方がよいのですか。

    パソコンで作ると、確認や共有がしやすい気がしますが。

  • 高橋さん

    私も試してみましたが、紙に手で書く方法が自分には合っているようです。ただ、ノートは、もう少し見やすいサイズにしようと思っています。

  • リーダー 佐々木さん

    そうなんですね。

    それから、よかれと思って、必要以上に情報を足してしまっていたかもしれません。高橋さんの成長につながれば、という期待もありました。

  • 高橋さん

    いえ、この資料作成に必要な情報として、みなさんは説明してくださっているので、すべて理解はしたいのです。

    ただできれば、背景や補足の情報は切り分けて、アウトプットに必要な情報を中心に伝えてくださるとうれしいです。

  • リーダー 佐々木さん

    そうですね。

    もっと小出しに、必要な情報を絞って、シンプルに伝えるようにしますね。

シーン2まとめ

佐々木さんは、必須ではない情報が多くなりすぎないよう、大事なポイントを優先して伝えるように配慮することにしました。また、認識のずれがないか、高橋さんと確認をするタイミングを持つことにしました。

※すべての方が自分の苦手な・不得手な部分を自覚しているわけではないので、周囲の方が推測いただき確認していただくのが望ましいです。

シーン3話し合いからの工夫

高橋さんは、メモを見ながら作業の内容と手順をまとめたうえで、佐々木さんと確認してからとりかかるようになりました。

メモを取るノートは少し大きく、見やすいものにしました。

シーン3まとめ

大事なポイントを重点的にあらかじめ両者で確認することで、抜け落ちや誤解を防げるようになりました。

シーン4みんなとの連携

佐々木さんと高橋さんのチームメンバーは、決定事項があいまいで、しっかり言語化されていなかったと話し合い、会議のやり方を少しずつ見直しています。

  • 同僚Aさん

    Bさん、今おっしゃっていたことの確認ですが、
    来月末までのデータで集計するというのでよいでしょうか?

  • 同僚Bさん

    すみません、つい熱くなって背景まで詳しくたくさん話してしまいました。

    はい、すべて来月末のデータで集計してください。

    ◆◆が含まれている場合は除外してください。

  • 同僚Cさん

    除外するかどうかを判断しにくいケースがありそうです。

  • 同僚Bさん

    そうですね。では、除外するケースがあった場合、私B宛にメールでご連絡ください。●月●日までにお願いします。

    それをとりまとめたうえで、高橋さんに●月◆日にお渡ししますので、そのデータで作業してください。

    ほかにありますか。なければ以上としましょう。

  • 高橋さん

    本日の議事録は、16時までにお送りしますので、ご確認ください。

    認識が違っていましたら、教えてください。

シーン4まとめ

会議では、その場で検討すべき重要事項をクリアにして、それ以外の情報と区別するよう、互いに声を掛け合うようになりました。
また、会議後に、決定したことや to doを言語化し、共有するようになりました。

まとめみんなの見かた

  • 高橋さん

    やるべきことが見えるようになって、ミスも減ったし、できることが増えてきたと思います。
    他の人と認識合わせができているのが、心強いです。

  • リーダー 佐々木さん

    高橋さんが、作業のどこで迷っているのか、最初は分かりませんでした。

    話し合いと工夫を重ねて、高橋さんが自分らしく自信を持って作業をこなせるようになってきて、うれしいです。

    メンバーが、チーム全体の課題として、会議や情報共有の明確化に取り組んでいることで、一人一人のパフォーマンスが発揮しやすくなってきました。

    新入社員も、仕事を把握しやすくなったように感じます。

  • 同僚Cさん

    決定事項をあいまいなままにせず、言語化・記録することで自分たちの仕事が明瞭になったと思いました。

  • 同僚Bさん

    情報を多く伝えすぎて、重要な点が分かりにくいことが多かったと気づきました。
    今は、みなさんからのフォローもあり、大事なことを優先するよう意識しています。

  • 同僚Aさん

    あいまいにせず、明確化するようになったので、認識のずれに早めに気づけて、作業のやり直しなどが減ったと思います。
    会議もコンパクトになりました。

課題となった特性

  • 複数の情報が並列的にあると、重要度の理解・判断が難しい
  • 聴覚で受け取る情報の処理が苦手

この職場でやってみたこと

  • メモを取りやすいツールを使う。パソコンやタブレットでのメモもよい
  • 決定事項は言語化する
  • 理解が違っていないか、他の人と一緒に確認する
  • あいまいな点は明示する
  • 作業に必須の情報(What、Howなど)を優先する。背景や補足の情報(Whyなど)とは切り分ける
  • メンバーが互いにフォローし合って情報を明確化する

※このストーリーは、ADHD・ASDの診断を受けている方への就労定着支援のケースを参考に構成しています。

ストーリー2
うまく段取りができない

監修:
小坂 浩隆 先生
福井大学医学部精神医学 教授
専門医からのメッセージ
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