自分が少しずつ分かってきました。自分の「説明書」ができて、いろいろ対策をとれるようになったことがよかったです。
診断や治療を受ける前に比べて、シャワーの時間を考えて少し早めに起きるようにしたり、前の日に落ち着いてバッグの中身を準備したりできるようになったと思います。
(20代女性 ADHD)
周囲の理解について
困っていること
大人の神経発達症(発達障害)とは
大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
自分が少しずつ分かってきました。自分の「説明書」ができて、いろいろ対策をとれるようになったことがよかったです。
診断や治療を受ける前に比べて、シャワーの時間を考えて少し早めに起きるようにしたり、前の日に落ち着いてバッグの中身を準備したりできるようになったと思います。
(20代女性 ADHD)
診断を受けて、よかったなと思います。がらっと大きく変わってはいないけれど、「自分はASDなんだ」と受け止めて、「しょうがない」とあきらめをつけることができるようになりました。
自己流の対処では解決できないことなので、診断は早めのほうがいいと思います。
(20代男性 ASD・ADHD)
診断を受け、ADHDであると分かった時は少しショックだったけれど、気持ちが氷解して、「今まで生きづらかったのは、これのせいだったんだ」と、心が救われた気がします。
そして、「じゃあ、そのADHDを抱えて今後どう生きていくのか」と視点を移動できました。
第二の人生が始まり、むしろ充実していると思います。
(30代男性 ADHD)
診断の前は、「自分は努力ができなくて人より劣っている」「がんばれば困りごとは減らせる」と思っていました。「普通に生きなきゃ」「親に迷惑をかけないように」という気持ちも強かったし、「障害」という言葉にも抵抗があったんです。
いざ自分が発達障害であるという事実に直面した時に、自分が「普通」ではなくなってしまった気がして、一度すごく泣きました。でもそれから、やっと自分を客観的に見られるようになりました。
(30代女性 ADHD)
以前は甘えだと思って自分を責め、無理を強いていたと思います。診断を受けてまず、「自分は発達に障害があったから、仕方がないことだったんだ」と楽になりました。そして、「もともと著しくできないことばかりだったのに、よくやってきたよね」って、まず自分に声をかけてあげることができました。
(30代女性 ADHD)
自分の母親や、他のお母さんたちに比べてできないことが多くて、「できない私はだめだ」と自分を責めていました。診断を受け、ADHDと分かったことで「初めからできなかったんだな」と思えて、「みんなができることが、私はできなくてもしょうがない」と考え方を徐々に変えて、自分を認めていくようになりました。
(30代女性 ADHD)