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- エピソード―わたしと神経発達症
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周囲の理解について
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困っていること
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大人の神経発達症(発達障害)とは
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- 自分の特性を知る―医療機関に相談する
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大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
大人の神経発達症(発達障害)の
身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
Contents
仕事のこと
仕事がうまくいかない。
自分にはどんな仕事が合っているんだろう?
仕事で悩んだときには、さまざまな支援を受けられます。
ハローワーク(公共職業安定所)
各地域にあるハローワークでは、神経発達症(発達障害)の方の就労支援も行っています。
「少しずつ就職の準備を進めたい」「相談に乗ってほしい」「すぐにでも就職したい」「就職先を紹介してほしい」など、相談の内容に応じて他の関係機関と連携しながら支援しています6)。
ハローワークで受けられる支援
「すぐにでも就職したい」「就職先を紹介してほしい」
職業相談・職業紹介6)
ハローワークでは、個々の神経発達症(発達障害)の特性にあわせたきめ細かな職業相談を行っています。また、福祉・教育など関係機関と連携したチーム支援によって、就職する前の準備から、長く働き続けられるように、一貫した支援を受けることができます。
「相談に乗ってほしい」「少しずつ就職の準備を進めたい」
発達障害者雇用トータルサポーター6)
ハローワークに設置されている発達障害者雇用トータルサポーターは、就職準備段階から職場定着までの一貫した専門的支援を行っています。カウンセリングなど就職に向けた支援を受けられます。
ハロートレーニング(障害者訓練)7)
神経発達症(発達障害)の方の状況に配慮したきめ細かい訓練を受けることができます。
職業訓練は、職業リハビリテーションセンターや障害者職業能力開発校、一般の職業能力開発校のほか、各地域の企業、社会福祉法人、民間機関といった委託先などさまざまなところで実施されています。
受講を希望される場合は、ハローワークに相談してみましょう。
地域障害者職業センター
地域障害者職業センターは、各都道府県に1ヵ所以上あり、神経発達症(発達障害)の方の職業リハビリテーションなども行っています。
地域障害者職業センターで受けられる支援
「相談に乗ってほしい」「少しずつ就職の準備を進めたい」
職業リハビリテーション6)
地域障害者職業センターでは、ハローワークとの連携での職業評価、職業準備支援、職場適応支援などの専門的な各種職業リハビリテーションを受けることができます。
「就職後も相談に乗ってほしい」「職場定着のための支援をしてほしい」
ジョブコーチ支援6,8)
ジョブコーチからは、職場の人とのかかわり方や、効率の良い作業の進め方など、長く働き続けるためにアドバイスを受けることができます。ジョブコーチが職場に出向いて支援を行う場合と、企業に在籍するジョブコーチが支援を行う場合などがあります。
ジョブコーチが必要な場合は、地域障害者職業センターに問い合わせてみましょう。
障害者就業・生活支援センター9)
全国に300ヵ所以上設置されている障害者就業・生活支援センターでは、障害のある方の職業生活での自立を図るため、就業面と生活面の一体的な相談・支援を行っています。