子どもができるまでは、夫婦でお互いに発達障害があるとはまったく疑っていませんでした。仕事も、共通の趣味も、それなりに毎日楽しく過ごしていたんです。
子どもが生まれてから、すべてがうまくいかなくなって、けんかばかりになりおかしいと思い始め、それぞれ診断に至りました。
(40代男性 ADHD、40代女性 ASD)
周囲の理解について
困っていること
大人の神経発達症(発達障害)とは
大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
子どもができるまでは、夫婦でお互いに発達障害があるとはまったく疑っていませんでした。仕事も、共通の趣味も、それなりに毎日楽しく過ごしていたんです。
子どもが生まれてから、すべてがうまくいかなくなって、けんかばかりになりおかしいと思い始め、それぞれ診断に至りました。
(40代男性 ADHD、40代女性 ASD)
そもそも自己管理がずさんなのに、子どもたちのことが全然こなしきれないですね。
3人の子どもたちがそれぞれ学校、学童保育や放課後デイ、通院があるし、それらすべてで予約、提出物、面談、保護者会、行事をやっていかなければならない。
スケジュール管理が難しくて、提出期限を守れないこともありました。
(30代女性 ADHD)
他のお母さんに比べて、一日の中でたくさん用事をこなせていないなと思います。
神経発達症(発達障害)のある子どもには配慮があるけれど、ADHDの私に対しては他のお母さんに対する対応と同じになります。「〇〇をやってあげてください」と言われても、「いや、私にはそれちょっと難しいんだけどな」と思うこともあります。
(30代女性 ADHD)
妻が、子どものことを相談したいと思っていても、自分はいつも仕事でぐったりしてしまうし、やるべきことの段取りも苦手なので、なかなか共有できていません。
きっちりしている妻に任せたほうがうまくいくことは多いけれど、任せすぎると、本来の妻の時間や人生を奪ってしまうので、なんとか自分も引き取っていかなければと思っています。
(40代男性 ADHD)
子どもは、ADHDを持つ夫の特性をわりと引き継いでいるようです。私が普通にできることを、できない子に教えるのが難しいです。私が教えると混乱するところもあるようで、夫に任せたほうがいいかなと思うこともあります。
(30代女性 ASD)
3人の子どもが、ASDだったりADHDだったりとバラバラの特性を持っています。
息子と私で発達の特性が正反対で、思春期に入ってどのようにかかわっていくとよいのか、分かりません。
(30代女性 ADHD)
料理ってまさに段取り力ですね。妻がいない時は、簡単な物をなるべく自分で作っていますが、3人分で、なおかつ手際よくというのが難しいです。買ってきたり、デリバリーを頼んだりすると、食費がすごく上がってしまいます。
(40代男性 ADHD)