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エピソード―わたしと神経発達症
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周囲の理解について
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困っていること
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大人の神経発達症(発達障害)とは
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自分の特性を知る―医療機関に相談する
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大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
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大人の神経発達症(発達障害)の
身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
Contents
学生生活のこと

学校が行う学生支援
神経発達症(発達障害)の方は、授業、レポート、試験、グループワーク、就職活動など、学生生活のさまざまな場面で困りごとを抱えることがあります3,4)。
神経発達症(発達障害)のある学生への支援を行っている大学や専門学校などは、全国に500校以上あります(2021年5月現在)。支援の内容や体制は、学校によって異なっています5)。
自分が通う学校には受けられる支援があるか、相談ができるか(対面、電話、メールなど)などを、学校のウェブサイト、パンフレットや学生向けの窓口などで確認してみましょう。
授業に関する支援の例
- 配慮を依頼する文書の配付
- 出席に関する配慮
- 授業内容の代替、提出期限延長など
- 講義に関する配慮
- 教室内における座席の配慮
- 学習指導
- 注意事項などの文書での伝達
- 履修の支援
- 試験時間の延長・別室での受験
- 実技・実習における配慮
授業以外の支援の例
- 専門家によるカウンセリング
- 自己管理の指導
- 対人関係の配慮
- 就職支援情報の提供、支援機関の紹介
- キャリア教育
- 居場所の確保
- 医療機関との連携
- 障害学生向け求人情報の提供
- 就職先の開拓、就職活動の支援
- 情報取得の支援
障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書.
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_shogai_syugaku/__icsFiles/afieldfile/2022/08/17/2021_houkoku_2.pdf(2023年2月7日アクセス)を参考に作成


学生が利用できるハローワークの雇用トータルサポーター6)
就職について悩んでいる場合、地域によっては、ハローワークに配置されている雇用トータルサポーター(大学等支援分)も利用できることがあります。
雇用トータルサポーター(大学等支援分)は、神経発達症(発達障害)(疑い含む)などがあり障害特性に応じた専門的な就職準備支援を必要とする学生などや、障害があることを開示しての就職を希望している学生などについて、就職準備段階から職場定着までの一貫した専門的支援を行っています。