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エピソード―わたしと神経発達症
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大人の学習障害
(発達性学習症)
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
文字や文章を「読む」「書く」のが苦手。
「計算する」ことが難しい。


学習障害(発達性学習症)の特徴
学習障害(発達性学習症)は、全般的な知的発達に遅れはないのに、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」などの特定の能力を学んだり、行ったりすることが極端に苦手な神経発達症(発達障害)です。
文部科学省の行った調査では、小学校・中学校において学習面で著しい困難のあった児童・生徒の割合は6.5%と報告されています。
聞く
- 聞きもらしや聞き違いがある
- 話し合いの流れについていけない
- 指示の理解が難しい
話す
- 適切な速さで話すことが難しい
(たどたどしく話す。とても早口) - 単語だけを並べる、短文で内容の乏しい話をする
- 言葉につまる
- 筋道の通った話をするのが難しい
読む
- 読む(音読)のが遅い
- 文章の要点を正しく読み取ることが難しい
- 読み飛ばしや同じ個所を繰り返し読むことがある
書く
- 書いた字がとても読みにくい
- 決まったパターンの文章しか書けない
- 文字や句読点を正しく書けない
計算
する
- 計算ができない、とても時間がかかる
- 数の大小がわからない
- 文章問題が苦手
- 九九が覚えられない
推論
する
- 単位の理解が苦手
- 因果関係を理解するのが難しい
- 図形や図を描くことが難しい
大人の学習障害(発達性学習症)
大人の学習障害(発達性学習症)では、書くことが苦手な方の場合、会議中にメモを取るのに必死になって会議の内容がわからなくなってしまうなど、仕事や日常生活に困難が生じることがあります。

学習障害かも?と思ったら
「神経発達症(発達障害)の診断」「診断を受けるべき?」
引用・参考文献
- ・政府広報オンライン:発達障害って、なんだろう?
https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/index.html(2023年2月21日アクセス) - ・文部科学省:通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について
https://www.mext.go.jp/content/20221208-mext-tokubetu01-000026255_01.pdf(2023年2月21日アクセス)