本音を出すと、みんなと意見が違って少数派になることが多いので、空気が悪くなってしまうから難しいです。深い付き合いじゃないと、本音が出せないですね。
(30代女性 ADHD)
周囲の理解について
困っていること
大人の神経発達症(発達障害)とは
大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
本音を出すと、みんなと意見が違って少数派になることが多いので、空気が悪くなってしまうから難しいです。深い付き合いじゃないと、本音が出せないですね。
(30代女性 ADHD)
昔から、思ったことをそのまま言ったりしていましたが、みんな自分を受け入れてくれていました。
でも、上京して大学に入って、人間関係に使うリソースの負担がぐっと大きくなりました。友人関係が一番大変でした。話を合わせるのが難しかったです。
自分は傷つきやすい面があるけれど、相手はあまり深く考えていなかったり、本当は違うことを思っていたりするので、相手の話に注意するようになりました。
(20代男性 ASD・ADHD)
友達と話していると、笑わせることを言ったつもりはないのに、なぜか笑われるんですね。
単にちょっとほほ笑ましいくらいだったのかもしれないけど、自分は、「あっ、ばかにされてるんだな」と思っていました。「自分がみんなより劣っている」という気持ちがあったからかもしれないけれど、そういう時はけっこう傷ついていたなって後になって分かりました。
(30代女性 ADHD)
何人かで集まって用事が終わった後は、「この後どうする?」と確認しなくても、みんななんとなく共通認識があるみたいなんですよね。ここで解散なのか、次にもう一軒どの辺の店に行くのか、とか何も言わないまま、みんなどこかへ向かっている。
私は、はっきり言われないと分からないです。
(30代女性 ADHD)
大学に入るといろんな人がいて、友達もできたことはできました。ただ、付き合いが長くなるほど距離を置かれた感じです。自分が、一般常識に欠けていたり、感性も違ったりしていたかもしれません。コミュニケーションのうえで、ちょっと変だなとか違和感を持たれていたと思います。
(30代男性 ADHD)
女性の友達は、仲良しグループや、あいまいなことが難しくて、なかなかうまくいかなかったです。
昨日まで仲が良かった友達が、急に態度が変わってしまっても、何がいけなかったのか分からないし、教えてもらえませんでした。先輩や後輩とも、関係作りが難しかったです。
(30代女性 ADHD)
月1回くらい、スイッチが入ると家族にひどい暴言を吐いてしまって、言い争いになります。
(40代男性 ADHD)
結果的に、一人暮らしのほうがいいですね。家族と話すことも一つの人間関係ですし、大学に入学して、寮での人間関係もすごく大変でした。
(20代男性 ASD・ADHD)