プログラミングでは、1字でもミスがあってはいけないのですが、あまり気がつかないほうでした。どこが間違っているのか、見つけられませんでした。
眠気もあって、しょっちゅう休憩をとっていると「やる気がない」と言われてしまうこともありました。
(30代男性 ADHD)
周囲の理解について
困っていること
大人の神経発達症(発達障害)とは
大人の神経発達症(発達障害)の身近な相談窓口
監修:小坂 浩隆先生(福井大学医学部精神医学 教授)
プログラミングでは、1字でもミスがあってはいけないのですが、あまり気がつかないほうでした。どこが間違っているのか、見つけられませんでした。
眠気もあって、しょっちゅう休憩をとっていると「やる気がない」と言われてしまうこともありました。
(30代男性 ADHD)
いっぱいメールが届くけれど、さーっと読み流してしまう。大事な連絡に気づかず、自分だけその情報を知らないということがありました。
仕事のメールって、あまり感情が入っていなくて無味乾燥なので読みにくいと思います。自分から上長に報告するメールで、自分の感想を入れて書いて注意されたりしていました。
(30代男性 ADHD)
膨大にメールが来るけれど、どれが重要なのか、自分が何かやらなきゃいけないメールがどれなのか分からなくなってしまいます。
届いたメールは開いて読んでいるつもりだけど、実際はあまり読んでいないんですね。大事なメールがないかどうか、もう一度確認するということも難しいです。
(30代女性 ADHD)
コールセンターのアルバイトをしています。ADHDだと、電話を受けることはあまり得意じゃないとよく聞くし、自分でもそう思います。でも、もう3年くらい続けられているんです。
分からないことがあったら周りにきちんと聞ける環境があれば、向いてないことだって、なんとかなる部分もあるんだと分かりました。
(20代女性 ADHD)
職場では、きっちりしてると言われることがあります。
みんなが後回しにしがちなリスト入力作業を、私は毎回きちんと言われたとおりやっていたところ、取引関係に影響するレベルの重大なエラーを見つけました。報告すると、すごく感謝されました。
みんなが面倒だと言う手作業を、きれいにやって褒められたこともあります。
(40代女性 ASD)
会議の終わりに「〇〇で進めていきましょう」とはっきり結論をまとめずに、なんとなく空気で合意することが多いですよね。
何が決まったのか、誰が何をするのかがあいまいで、「じゃあそういう感じで」というのが苦手でした。
(30代女性 ADHD)
1つのことが気になるとずっと頭から離れないんです。仕事中に、今日の夕食のことが一度頭に浮かぶと、パソコン作業をしながら「冷蔵庫に何が入ってたかな」「よし、あれを作ろう」「どっちのスーパーが安いかな」と考えてしまって「あっ、仕事」と戻るという繰り返しが何時間も続きます。恥ずかしいけれど、それで、仕事が遅れていくこともいっぱいありました。常に頭が混乱した状態ですね。
(30代女性 ADHD)
仕事の優先順位を付けられないこと、1つのタスクにかかる時間の組み立てができないこと、頼まれると断れないことが、全部重なっていたと思います。
クリアな頭で考えられないし、苦手なことを先送りする癖も出てきて、結局残業しがちでした。周りからはなぜか仕事ができると思われていて、嫌われたくないし、頑張らなきゃと必死でした。
(30代女性 ADHD)