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医療機関を受診する
―診断・治療について
医療機関を受診する
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神経発達症(発達障害)の診断
神経発達症(発達障害)には、ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)、発達性学習症(学習障害)などの種類があり、それらの特徴が重なり合っていることも少なくありません。また、ほかの病気や障害のために、神経発達症(発達障害)に似たような特性があらわれることもあります。
そのため、特徴が思い当たるだけで「神経発達症(発達障害)である」と自己判断はせず、医療機関で診断を受ける必要があります。
神経発達症(発達障害)の診断は、専門的な訓練と経験のある医師が、問診や心理検査(成人ではWAIS※など)を用いて、総合的に診断します。問診では本人の話を聴くことが中心ですが、子どもの頃の様子などが分かる資料を確認したり、ご家族の話を聞いたりすることもあります。
※WAIS:Wechsler Adult Intelligence Scale(ウェクスラー成人知能検査)の略称。成人向けの知能テストで、世界中で広く使用されています。
神経発達症(発達障害)の診断の意義
神経発達症(発達障害)の診断や治療を受けたら、神経発達症(発達障害)による困りごとが完全になくなる、根本的に治る、ということではありません。ただ、診断でどのような特性があるかを知ることは、自分自身への理解を深めるきっかけになります。自身の取扱説明書を見つけたと表現される方もおられます。
また、どのように環境を整えるか、どんな対処ができるか、どのような治療・支援が適するのか、医療者や支援機関と一緒に考えていくことにつながります。対処やサポート、治療によって、つまずきや失敗を事前に防ぎ、日々の困難を減らすことができる可能性があります。
そして、周囲の方にとっても、適切なかかわり方や必要な配慮に気づくきっかけになります。
なお、日常生活や仕事・学校などで公的な支援制度を利用したり、配慮を受けたりする際には、診断が必要になることがあり、これも診断を受けるメリットとも言えます。
神経発達症(発達障害)の治療
医療機関では、検査・診断や、特性に応じた治療・支援などを行います。あらわれている特性だけでなく、一人ひとりの困りごと、生活状況について把握して、個々のニーズに合わせて治療や支援を検討します。
ADHDでは、自宅や職場、学校などの環境調整や行動療法などに加えて、ADHDに関連する脳の働きを整えるための薬物療法が行われることもあります。
また、ASDでは、ASD自体に対する根本的な薬物療法はありませんが、ASDの特性から生じる精神的不調に対して、薬物療法を行うことがあります。心理社会的治療、リハビリテーション療法なども治療法の一つです。
医療機関によっては、デイケアなどを行っていることがあります。デイケアでは、自身の特性を学ぶ心理教育を受けたり、グループ活動を通してコミュニケーションや対処のスキルなどを向上させるプログラムに参加したりします。
診断を受けるかどうか迷う場合は
診断を受けるのは、自分がより良い人生を送るためのものですが、抵抗感や迷いがある方もいるかもしれません。
気になることがあるときは、お住まいの市区町村の窓口や発達障害者支援センターなどに相談することもできます。
また、神経発達症(発達障害)の方が交流する当事者会への参加も、一つの方法です。他の当事者の方々が、どのような困りごとを抱えて、いつどのような経緯で診断を受けたのか、診断を受けた後の生活や気持ちの変化など、お話を聞いてみるのもよいかもしれません。
診断や治療を受けられる医療機関
成人の場合、精神科・心療内科などで神経発達症(発達障害)の診療を行います。ただし、精神科・心療内科でも、医療機関・医師によって診療する病気の種類や対象(子ども・大人など)が違うことがあるため、各医療機関のウェブサイトなどで確認するのがよいでしょう。
また、自治体によっては、神経発達症(発達障害)の診療を受けられる医療機関をウェブサイトで公開していたり、発達障害者支援センターで医療機関や探し方を案内してくれたりすることがあります。お住まいの市区町村の相談窓口や、発達障害者支援センターに相談してみるのもよいでしょう。
国が提供している、神経発達症(発達障害)を診療する医療機関を紹介するウェブサイトも参考になります。
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発達障害ナビポータル情報検索ツール
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※表示された医療機関についての情報は、検索サイトなどで確認してください。
引用・参考文献リンク先は外部サイトに移動します。
- ・国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター:発達障害とは
(2025年1月13日アクセス) - ・国立精神・神経医療研究センター:かかりつけ医等発達障害対応力向上研修テキスト(PDF)
(2025年1月13日アクセス) - ・国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター・国立特別支援教育総合研究所(発達障害教育推進センター)発達障害ナビポータル: 診断や医療機関への受診について
(2025年1月13日アクセス) - ・国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター・国立特別支援教育総合研究所(発達障害教育推進センター)発達障害ナビポータル: 注意欠如多動症
(2025年1月13日アクセス) - ・政府広報オンライン:発達障害って、なんだろう?
(2025年1月13日アクセス) - ・東京都 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業:発達障害専門プログラム見学
(2025年1月13日アクセス)